本数も多くて、時間に正確、しかもギリギリまで乗車可能なとても便利な乗り物「新幹線」。
今では新幹線を通勤で利用する方もいますが、皆さんも旅行や出張で1度は利用したことがありませんか。
でも、在来線やバスと比べると割高なので、我慢して長距離バスを利用している人も多いかも。
今回は、新幹線を便利にそしてお得に利用できる「えきねっと」(無料)を紹介します。
「えきねっと」とは
JR東日本の提供する「えきねっと」では、新幹線指定席きっぷの申し込みをはじめとして、下記のサービスを受けることができます。
- きっぷ予約・変更(JR券申込サービス)
- 運賃・駅・時刻案内
- JR東日本国内ツアー
- 現地観光プラン(駅たびnet)
- えきねっとショッピング
- えきねっとポイントモール
まさに、東日本エリアの旅、鉄道のポータルサイトという感じですが、私は「きっぷ予約サービス」以外は使用したことがありません。
でも、それだけでも十分すぎる便利でお得なサービスなんです!
「えきねっと」を使わないと
新幹線の切符は、みどりの窓口か券売機で購入しなければなりません。
その場に行かないと空き状況がわからない
駅に行ってみどりの窓口で確認するか、券売機の予約を進めていかなければ、乗りたい新幹線が空いているかどうかもわかりません。
営業時間内に並んで購入
大きな駅では、みどりの窓口に長蛇の列ができることもしばしば。
特に乗りたい新幹線の時間が迫っていたりすると、気が気じゃないですよね。
少し余裕を持って駅に着いていないと不安になってしまいます。
また、大きな駅でも深夜・早朝は窓口が閉まっているので、必ず営業時間内に駅に出向いて購入しないといけません。
無料で変更できるのは1回だけ
切符購入後の時間変更はできますが、無料でできるのは1回だけです。
更に変更したい場合には、一旦払い戻し手数料を支払ったうえで、再度購入しなおす必要があります。
切符の種類 | 払い戻し条件 | 手数料 |
普通乗車券、回数乗車券、急行券、自由席特急券、特定特急券、自由席グリーン券 | 使用開始前で有効期間内 | 220円 |
指定席特急券、指定席グリーン券、寝台券、指定席券 | 列車出発日の2日前まで | 330円 |
出発日の前日から出発時刻まで | 30% ただし最低330円 |
参考:JR東日本
払い戻しや変更するにはまたみどりの窓口へ
払い戻しや時間変更をするためには、また、営業時間内にみどりの窓口に出向いて発券された切符を持参したうえで、手続きをしなければなりません。
購入は乗車日の1ヶ月前からしかできない
JR指定席は乗車日1ヶ月前の午前10時から発売が開始されます。その前には予約や購入はできません。
「えきねっと」なら
いつでもどこでも空席状況を確認することができる
みどりの窓口へ行かずに、手元のスマホからいつでもどこでも空席状況を確認することができます。
そのまま購入できる
もちろん、そのまま指定席の申し込み・購入もできます。
何回でも無料で時間変更が可能
えきねっとで購入した場合、「えきねっと特典」が適用されるため、発券前なら出発時刻ギリギリまで何度でも無料で時間変更が可能です。
当日変更でも払い戻し手数料(窓口なら30%)が発生しないのはかなりお得ですよね!
※「えきねっと特典」の説明
「えきねっと」で成立したお申込みのうち、JR東日本、JR北海道および北陸新幹線のエリアで利用区間が完結する予約(東武鉄道や伊豆急行などの会社線へ直通する予約も含む) に限り、インターネットからの変更の回数や払戻手数料について優遇が受けられる特典を「えきねっと特典」といいます。
※「えきねっと特典」対象外の列車から変更した場合は「えきねっと特典」適用となりません。
※「乗継」「お連れさまが途中で乗降される場合」メニューからお申込みの場合は、いずれの区間も「えきねっと特典」の対象となる場合に「えきねっと特典」が適用されます。■変更における「えきねっと特典」
「えきねっと特典」適用列車への変更については、初回申込時の乗車日から3ヶ月先の乗車日(最終変更期限)まで何度でも変更できます。それ以外の列車への変更については、1回のみとなります。
※発売開始前(乗車日1ヶ月より前)の列車には変更できません。
(変更申込可能時間:5:30~23:40、0:20~1:40 )■払戻における「えきねっと特典」
乗車日当日の出発時刻6分前、かつ22:54まで。チケットレス申込は出発時刻(時刻表に記載の時刻)、かつ23:40までであれば1席につき310円にて払戻をすることができます。
(払戻申込可能時間:5:30~23:40、0:20~1:40)
引用:JR東日本
窓口より一足早く!1週間前から事前の申し込みが可能
前述のとおり、新幹線の切符は乗車日の1ヶ月前からしか購入できませんが、「えきねっと」を利用すれば、更にその1週間前から事前申し込みが可能になります。
ただし、事前申し込みは座席を確実に確保できるものではありません。
事前申し込みだけで満席になった等の理由で座席が確保できない場合がありますので、年末年始やお盆等の繁忙期は事前申し込みが開始になったらすぐに申し込んでおく必要があります。(事前申し込みも先着順です。)
なお、事前申し込みの結果は、乗車日の1か月前(一般発売開始時)にメールで連絡があります。
えきねっとの使い方
会員登録(無料)
まず、えきねっと公式サイトから会員登録が必要です。
なお、その際、クレジットカードの登録が必要になるので、手元に準備しておきましょう。
予約・変更・キャンセルするには
空席状況の確認をはじめとして、すべて、えきねっと公式サイトから申し込むことができます。
発券方法
発券は駅にある券売機で行います。
5時30分~23時00分 かつ 各駅の「指定席券売機」「みどりの窓口」「びゅうプラザ」等の営業時間内で受取ることができます。
発券するためには、登録したクレジットカードが必ず必要になりますので、忘れないように注意しましょう。
最大45%OFF!えきねっと限定の「トクだ値」
引用:JR東日本
申し込みは
えきねっとを利用して、事前申し込み開始時(乗車日の1ヶ月と1週間前)から申し込みが可能です。
さらに乗車日13日前まで限定の更に割引率の高い「お先にトクだ値」の申し込みも可能です!
キャンセルは
えきねっとから行えますが、「トクだ値」のキャンセルにかかる違約金などはありません。
かかる費用は払い戻し手数料330円のみです。
実践している便利な使い方
トクだ値の賢い申し込み方法
トクだ値は、とても人気が高く事前申し込みだけで満席になることが多いです。
そのため、発車時間を変えて複数の新幹線でトクだ値を事前申し込みしておいて、悪い条件の方を払い戻すという方法があります。
同日で事前申し込み可能なのは、4件までです。
1件当たりの払い戻し手数料は、330円。
このため、割引額が1,000円以上あるトクだ値(ほとんどが該当すると思います。)であれば、仮に4件すべて申し込み成立し、条件の悪い3件を払い戻しても結果的にはお得になります。
年末年始等の繁忙期(直前の変更)
年末年始等の繁忙期は、販売開始当初(乗車日の1か月前)から満席に近くなっているものもあります。
直前まで時間変更できる「えきねっと」のメリットを利用すると、こういった場合、比較的空いている早朝の新幹線をとりあえず抑えておき、当日の空き状況を見て好条件の新幹線に変更するという方法を取ることができます。
人数が多くなると難しくなるのですが、1人だとかなり使える方法です。
注意点
きっぷの受け取り場所
JR西日本(北陸エリア以外)、JR東海エリアでは受け取りができません。
受け取りが可能な駅は以下のとおりです。
・JR東日本の駅
・JR北海道の駅※
・JR西日本 北陸エリアの一部駅※
※東海道新幹線などJR東海エリア、および一部会社線を含むきっぷは受取りできません。