ビューカードからは引き継げない?モバイルSuicaの始め方とチャージ残額や定期券の扱いについて

手ぶらが好きなので、財布も極力薄いものを使用しているのですが、どうしても必要なカードって何枚かありますよね。今回、更なる持ち物削減のために、Suica(ビューカード)をモバイルSuicaに移行したので、その流れを紹介します。

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ビューカードSuicaでは定期やチャージ残高をモバイルSuicaに引き継げない

まず、重要なポイントを。

通常のSuicaと違い、ビューカードのSuicaは、定期やチャージ残額をモバイルSuicaに移行することはできません。

このため、すでにビューカードのSuicaで定期券を使用している方は、その定期が切れるタイミングまで待ってから移行する必要があります。

なお、モバイルSuicaを使いはじめても、ビューカードのSuicaはそのまま使えるので、念のためにカード型のSuicaも持っていたいという方は、ビューカードはそのままで大丈夫です。

ただし、カード型Suicaはもう使わないという方は、オートチャージを止めたうえで、チャージ残額も使い切ってしまった方が安心ですね。(後述)

モバイルSuicaの始め方

必要なもの

おサイフケータイ対応のケイタイ

モバイルSuicaを利用するには、対応したケイタイが必要です。

現行モデルなら大概は大丈夫だと思いますが、心配ならば下記からキャリア別に対応機種を確認することもできます。

モバイルSuica-よくあるご質問-対応機種

クレジットカード

モバイルSuicaで決済するためのクレジットカードを用意します。

ViewCARD、JCB、VISA、MasterCard、American Express、Diners Club、JR東海エクスプレス・カードが利用できます。

ほとんどのクレジットカードが登録できますが、「ビューカード」以外は年会費(1,030円(税込み))がかかるので、「ビューカード」一択ですね。

モバイルSuicaを使えるようにするまで

アプリをインストール

まずは、「App Store」又は「Google Play」からモバイルSuicaのアプリをインストールし、パスワードや氏名等を登録します。

クレジットカードを登録

クレジットカード(ビューカード)を登録します。

JREPOINTサイトでモバイルSuicaを追加

モバイルSuicaを登録

JRE POINTサイトにSuicaを登録しておくと、Suican利用でポイントが貯まります。

Suicaを利用するとポイントが貯まる店舗があります。モバイルSuicaは新しいSuicaの扱いになりますので、忘れずにモバイルSuicaも追加登録しておきましょう。

定期券

今持っているSuicaから引き継ぐことができる

モバイルSuicaの初回利用時に限り、これまで使っていたSuicaの定期券をモバイルSuicaに引き継ぐことができます。

ただし、ビューカードはできない。

そうなんです。

なぜかビューカードについては、引き継ぎできません。。

このため、定期券を利用している方は、今の定期が切れたタイミングでモバイルSuicaへ移行することになるでしょう。

なお、モバイルSuicaならその場ですぐに定期券を購入することができますよ。

チャージ

今持っているSuicaから引き継ぐことができる

モバイルSuicaの初回利用時に限り、これまで使っていたSuicaのチャージの残額をモバイルSuicaに引き継ぐことができます。

ただし、ビューカードはできない。

これもそうなんです。

なぜかビューカードについては、引き継ぎできません。

ただし、チャージはすぐにその場でできるので、あまり不都合はありませんが、ビューカードのチャージ残額が気になる方は使い切ってしまう必要があります。(オートチャージ設定している場合には、主要駅にあるATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)でオートチャージを停止しておかないとオートチャージされてしまうので、注意です。)

その他 モバイルSuicaでできること

Suicaグリーン券

モバイルSuicaなら、Suicaグリーン券を券売機に並ぶことなく、いつでもどこでも購入することができます。しかも、「モバイルグリーン料金」というのが適用されて、事前料金の価格で購入できます。

モバイルSuica特急券

みどりの窓口や券売機に並ばずに東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線の特急券が購入できます。新幹線の改札もチケットレスで「タッチ&ゴー」を利用できますし、いつでもどこでも購入が可能。

ちなみに、予約の変更もスマホでOK!(手数料もかからないんです。)

エクスプレス予約サービス

東海道・山陽新幹線(東京~博多間)を利用できるサービスです。

注意点

定期や残額は引き継げない

ビューカードSuica利用者は要注意。

他のSuicaはモバイルSuicaに定期や残額を引き継げますが、ビューカードSuicaは引き継げません。

スマホの電源が落ちたら使用不可

すぐに使えなくなるわけではないようですが、おサイフケータイの機能を用いるので、スマホの電源が落ちてしまうと基本的に使用できません。

改札を通った後に電源が落ちてしまった場合は、降車駅の改札口で駅員さんに相談すれば、現金で運賃の精算はできます。ただ、入場の記録が残っているので電源が復活した後に、改札に行って入場時のデータ消去してもらう必要があります。
ちなみに、いったん電源が落ちても充電して復活すれば、改札入場の記録が残っているので、そのまま改札を通れます。新幹線等のコンセントがついている車両を利用する方は覚えておくと安心ですね。

SIMカードが挿入されていないと使用不可

通信可能な状態でなければ利用できないので、SIMカードが入っていなければ利用できません。

知らないうちに抜けることはないかと思いますが、落とした衝撃で接触が悪くなることはあるかもしれませんね。

通勤手当をもらっている人は会社に確認してみてもよいかも。

会社から通勤にかかる手当てが出ている方もいるのではないでしょうか。

会社に定期券の写しを提出したりすることもあるかと思いますが、スマホの画面はコピー機に移らないので、モバイルSuicaの場合には、定期券情報を表示した画面のスクショして印刷するくらいしか方法がありません。

普通は大丈夫だと思いますが、心配な方は事前に担当者に確認しておいた方がよいでしょう。

まとめ

ビューカードからは、チャージ残額も定期券も引き継げないモバイルSuica。

この点が改善されるとより使いやすくなると思いますが、それでもいつでもチャージできるし、定期券もすぐに購入できるので、とても便利です。

財布もすっきりしておすすめですよー。